加齢とともにファッションへの興味が薄れてきた。あんなに春夏秋冬スナップ集を読み漁っていたのに、だんだんと流行がわからずただ自分が気に入ったものをガシガシと着るようになった。30代ってそんなもんかな。
そんな自分が衣服を購入するポイントは、「手持ちに合わせやすいものかどうか」これに尽きる。とりわけ靴は毎日身につけるものだから、シンプルで合わせる服装を選ばないものが欲しい。いうなれば「道具」として優れているか否か。欲を言えば人目でブランドがわかるようなものではなく、さりげないデザイン、それでいて値段が安ければ気軽に使えて買い替えできる。そんなスニーカーを探していた。そんな中ふらっと寄った雑貨屋で見つけた810s STUDEN。靴屋じゃないってのが、むしろ良かったのかもしれない。気取ってないのに、ちょうどいい。まさに、道具としての一足。
一年半ほぼ毎日履いた。仕事の時も遊びの時も。服装は選ばなかった。襟付きのシャツの時もアロハシャツの時もTシャツの時もパーカーの時だって。

左が新調・右が2年履いたSTUDEN
あまりにもSTUDENが気に入ったので新調した。(デザインに変わりは無いものの、同じチャコールグレーを購入したはずが色味に若干の違いがある。写真上でもうっすらとわかるが、新しく購入した方がボディ全体が黒味がかり、布地部分がよりグレー色になっている。)これを機に2年履いたものと比較してみる。とはいえ2年もよく履いたものだ。毎日履くことが当たり前すぎてかかとやソールの破れにまったく違和感を持っていなかった。先日友人宅に遊びに行く際に「こんな靴であがるのは…」とやっと靴を客観的に眺めることができた。
履き潰した方は全体的に靴自体が柔らかくなり、先述のとおりかかとの内側の生地が明らかに摩耗しているものの、外観上は破れや大きな傷は無い。丈夫。

後ろからの比較
かかとを潰して吐くことはなかったが、流石に踵部分がへたれ切り替え部分に折り目が目立つが、そのほか大きな形崩れは無い。


ソールの比較
2年履くとソールの光沢感は無くなり、マットな印象。ソールの減りもほぼない。(自分の歩き方が上手いのか)

結果、2年経っても(自分としては)大きな劣化は無いのでは無いか。新調したSTUDENこれからまだまだお世話になります。