長野のスーパー「ツルヤ」が、観光スポットみたいになっている理由

長野県を中心に展開しているローカルスーパー「ツルヤ」。
最近は県外からわざわざ訪れる人も多く、“長野へ行ったら寄りたい場所”として定着しつつある。

実際、軽井沢周辺の店舗へ行くと、観光客らしい人たちが大量に買い物をしている光景をよく見る。もはやスーパーというより、一種の観光スポットみたいな存在になっている気がする。

でも、自分は今上田に住んでいて、ツルヤは普通に日常のスーパーでもある。だからこそ思うのだけど、ツルヤって単に“商品が良いスーパー”というだけではなく、店そのものの空気感がかなり独特だ。

まず、店内が明るい。最近のスーパーって、落ち着いた照明で少し高級感を出している店も多いけれど、ツルヤは全体的にかなり明るい。
白い照明で店内全体がはっきり見えて、どこか清潔感がある。

あと、個人的に特徴的だと思うのが、棚や通路の圧迫感が少ないこと。大型スーパーだと、棚が高くて“倉庫感”のある店も多い。
でもツルヤは視線が抜ける感じがあって、買い物中に妙な疲れが少ない。

品数は多いのに、不思議と「巨大スーパーを歩き回っている感覚」が薄いんだよね。だから地元の人は普通に日常使いしているし、県外から来た人は「ローカル感があって楽しい」と感じる。
この両立が、ツルヤの面白いところだと思う。

そもそもツルヤの歴史はかなり古い。
創業は明治25年(1892年)。もともとは長野県小諸市で海産肥料商として始まったらしい。そこからスーパー事業へ発展し、現在では長野県を代表するローカルスーパーになっている。

営業本部は長野県小諸市。現在は長野県内を中心に、群馬県にも展開していて、店舗数も年々増えている。

長野県民からするとかなり身近な存在だけれど、県外では「日本最強クラスのローカルスーパー」みたいな扱いをされることも多い。実際、テレビやSNSで特集されることもかなり増えた。

ただ、個人的には、人気の理由って単に“オリジナル商品が強い”だけじゃないと思っている。もちろん商品も魅力的なんだけど、店全体に流れている空気が独特なんだ。

観光地向けに作られた感じではなく、ちゃんと生活のスーパー。地元のおじいちゃんおばあちゃんも普通に来るし、仕事帰りの人もいる。そのリアルな生活感の中に、少しだけ特別感が混ざっている。だから県外の人が来ると、「旅行先のローカルスーパーを覗く楽しさ」を感じるんだと思う。

道の駅とも違う。
高級スーパーとも違う。
でも普通のスーパーとも少し違う。

ツルヤって、その中間の絶妙な場所にいる気がする。

上田で日常的に使っていても、たまに店内を歩きながら、「なんかこのスーパー居心地いいな」と思う瞬間がある。

長野へ来たら観光地だけじゃなく、ぜひ一度ツルヤにも寄ってみてほしい。
たぶん、ただのスーパー以上に記憶に残ると思う。

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