カテゴリー: 生活

  • 1歳の娘と夏の郊外学習

     休日の午後。まだ6月だというのに気温は30度を超えていた。1歳半を過ぎ、歩くことにも自信が現れだした娘にとって一日家にいるのは物足りないだろう。どこかに連れ出したいが、この炎天下、日陰のない公園に繰り出すのは危険だ。

     どうにか涼しくて子供が楽しめて、あわよくば無料の施設なんてないだろうか。近所のショッピングモールや支援センター、図書館が思い浮かぶが、たまには別のところへ連れ出したい。

     無料で子供が喜ぶ…といえば、先日行った板橋区のこども動物園を思い出した。自治体が運営する無料の動物園でありながら羊や山羊と触れ合え、モルモットのだっこもできたできた。幼い子供にとってはうれしいスポットだ。(そこからすぐ近くの板橋区立植物園もおすすめ)無料の動物園があるなら無料の水族館もあるのではと思い、GoogleMapsで現在地近くの水族館を調べる。

    板橋区こども動物園 ゼロ距離で動物たちとの触れ合いが楽しめる

    出た。表示された施設名は「彩湖自然環境センター」。車で数分の圏内、荒川の河川敷近くの施設で魚の水槽や動物・昆虫の標本が見れるらしい。しかも無料ときた。娘よ魚を見に行こう!!と話していたら、ウトウトとお昼寝モード・・・急遽始まるお昼寝タイム。起きたら水族館(無料)いこうね。

     1時間ほどのお昼寝から起きた娘は開口一番、「お魚見にいこっか」。お昼寝前のお誘いをしっかり覚えていたとは。1歳とはいえ、何気ない一言も娘にとっては重みのある一言なんだなぁ、適当なこととか嘘とかつけないなぁ、1人の人として向かい合わなきゃと実感。車に娘を乗せいざ、彩湖自然環境センターへ。

    正面玄関。公共施設らしい佇まい。

     施設までのアクセスは若干わかりづらかった。どうにか到着すると見覚えのある建物。何度か建物前を通ったこともあるが、荒川の管理施設かと思っていたが、一般市民も立ち入れる立派な公共施設だったとは。10台は停車できそうな駐車スペースがあったが、先客は1台。これはゆったり見学できそうだとわくわくして入口に向かう。建物の中に入ると、いかにも河川管理者風なベストを着用したおじさんが2人着座。軽く会釈をしていざ入館。

    1階展示スペース 巨大な水槽を優雅に泳ぐ淡水魚たち
    水槽に見入る娘

     1階の展示スペースでは、荒川に生息する淡水魚や水生生物が紹介されており、特に巨大なコイやソウギョの水槽は圧巻だ。規模は小さいものの、荒川の豊かな生態系を感じられるだけでわくわくする。さらに、外来種による生態系の影響についても解説があり、ここが単なる水族展示ではなく、文化施設としての役割を果たしていることを実感した。

    廊下通路にはアオサギの足跡
    2階のシアター タイミング悪く視聴はできず
    鳥の模型に夢中

     2階には水辺に生きる動植物の生態や食物連鎖を紹介するシアターがあった。(タイミング悪く視聴できず…)シアター内には円形壁面に食物連鎖や鳥類模型が展示されていた。

    4階には昆虫の展示
    昆虫の標本たち(娘は興味なし…)

     4階は森や林に生息する昆虫たちが展示されていた。娘は興味が内容で、ひとしきり眺めただけでフロア撤退。

    5階の休憩・展望室
    床には埼玉県の空撮マップ。床コンセントまで印刷する職人魂にはリスペクト。

     5階は荒川の治水・利水の歴史や防災に関する展示がされていた。併せて展望・休憩室も兼ねており、晴れていればスカイツリーも見えるとか。ちょうど七夕シーズン前ということもあり、短冊を書いて笹の葉に吊るせるらしい。娘と一筆したため、願掛け。

     屋外の展望スペースもあったが、灼熱の太陽のもとでは10秒も屋外にいられずすぐさま撤退。春や秋にはここでお弁当を食べたりしてもいいかも。

    屋外展望スペース 眺望は最高

     



    夏の郊外学習を終えて

     Google Mapsの口コミでは天下り先だなんて強烈なワードもあったけど、実際に行ってみると、子供と楽しむには最高の施設だった。途中からは同じく子連れや、シニア向け見学会の方たちで賑わい、気づけば館内はほのぼの活気に満ちていた。色んな生き物を眺めながら地域のことも知れるし、何より娘が喜んでいたのが一番。これをきっかけに、こうした公共施設を探してみるのも面白いかも。


    INFO

    彩湖自然学習センター
    場所:埼玉県戸田市内谷2887
    開館:9:00~17:00(月曜休館)
    アクセス:JR「武蔵浦和駅」からバスで「彩湖・道満グリーンパーク入口」下車、徒歩15分くらい
    料金:無料(うれしい)